2022年1月改訂対応『烙印型ブラック・マジシャン』構築。採用理由や基本的な動きを解説。
Pokoです。
普段のデュエルで一番よく使っていて定期的に構築を見直しているブラック・マジシャンのデッキ紹介をしていきます。
今期のブラマジは烙印型です。
これまでで一番強い構築な気がしてます。
大会環境で安定して勝てるほどの安定性はありませんが、
環境テーマとも(先行を取れれば)渡り合えるほどのパワーはあると思っています。
今回の記事では、採用理由や基本的な動き、初手5枚からどう動くかの例をいくつか紹介しています。
【2021年12月の構築 2022年1月制限改訂対応】
マッチ戦をやることがめったに無いのでサイドデッキはフィーリングです。許して。
このブラマジの構築で目に付くところとなると、
- 烙印融合セット
- ブラマジ3積み
- ガールの採用
- マハードの採用
- 見習い魔導師の採用
- 秘儀2積み
- コンビネーションの採用
- 誘発枠
こんなところでしょうか。
一つずつ解説していきます。
【烙印融合セット】
烙印融合3枚
アルバスの落胤2枚
アルビオン2枚
ルベリオン1枚
ミラジェイド2枚
という割合で採用しています。
アルバスが2枚なのとミラジェイドが2枚なのは、初手にロッドとソウルズが並んだ状態では必然的にアナコンダからミラジェイドを立てることになります。
アナコンダからミラジェイドを立てるとデッキの中からはアルバスが1枚居なくなることになり、アルバスが1枚しか入っていないとミラジェイドの効果でアルビオンを落として持ってくる次のターン用の烙印融合が腐ってしまいます。
このデッキはアルベルを積んでいないので烙印融合をそのまま発動するよりもアナコンダの効果で使う方が多くなるのでアルバスは2枚採用にしました。
ミラジェイドはアナコンダ効果で最初に立てる分に加えて、次のターン以降に烙印融合でルベリオン経由で出すパターンとマスターオブカオスの効果で墓地のアルバスを吊り上げて相手のモンスターを吸って出すパターンが割とあるので2枚採用しています。
アルビオンはミラジェイドのコストとそのまま出すのも想定して2枚
ルベリオンは2枚入れたい気持ちはありますが、枠がキツくて1枚となりました。
ブラマジで烙印セットを採用すると、墓地にブラマジやガール、マハードを落としやすくなってデッキが回しやすくなります。
アルビオンやルベリオンの効果でブラマジの各種融合体も出しやすくなります。
特に烙印融合でアルビオンSS→マスターオブカオスSS→マスター効果で墓地のブラマジ吊り上げで8000打点に届くのがグッドです。
【ブラマジ3積み】
デッキに入れるブラマジの枚数を2枚にするか3枚にするかはブラマジユーザーの永遠の悩みだと思います。
- 秘儀を使って手札のブラマジを積極的に融合していきたい
- 素引きしてしまったアルバスもブラマジがあれば秘儀で融合出来る
- 見習いでサーチして手札に握りたい場面がある
以上3つの理由で今回は3枚の採用になりました。
【ガールの採用】
師弟の絆を採用していないのにガールを採用する理由としては、
- 魂のしもべのドローを増やすため
- 秘儀を使ってガーディアンキマイラを出しやすくするため
- 烙印融合経由で墓地に落としやすい
- コンビネーションを採用している
- サルベーション効果で吊り上げられる
といった5つの理由があります。
烙印融合とソウルズのおかげでこれまで以上に墓地に落としやすくなっていて、
手札にきてしまった時も秘儀を使ってガーディアンキマイラを出してドローや破壊に変換しつつ墓地に落とせるのが便利です。
【マハードの採用】
マハードを採用するかどうかはいつも悩みます。
特にPokoは初手でマハードをよく引きます。
YUDTの時もしっかり初手にきてくれました。ふざけんな。
正直、こいつもう二度と入れたくねぇなって思っていたんですが、
烙印融合を採用するにあたって、
- デッキ内に光属性が居てほしい
- 烙印融合で落とせたらしもべのドローで3ドローが狙える
といった理由でしぶしぶ採用となりました。
ニビルとかヴェーラーとかに入れ替えてもいいんですが、
こいつに助けられた試合もあるっちゃあるのでなんだかんだ入ってます。
今期は特に烙印融合の影響もあって闇属性のつえーやつがよく立ってそうなので、
こいつの闇属性相手なら5000で殴れる効果も意外と馬鹿にならないんですよね。
破壊されたらブラマジが飛び出る効果も相手の破壊効果が見えている状態で攻めにいけるのは助かります。
こいつも秘儀対応だったらよかったのに。
【見習い魔導師の採用】
ナビゲートが不採用ですが、見習いは1枚採用です。
- 気軽に2000打点上乗せはやっぱり強い(ロッドですら3600で殴れるのはありがたい)
- 場に見習い、手札にブラマジという状況が簡単に作れるので秘儀でガーキマが非常に出しやすい
- イリュージョンでサーチ出来る
等の理由で採用です。
見習いを採用しないブラック・マジシャンは相手の高打点耐性持ちが辛い状況が多くなります。1枚だけでも入れておくとかなり良い仕事をしてくれます。
一時期ナビゲート入れてないしいらんやろって思って抜いていたんですが、無くて辛いシーンが多かったです。
【秘儀2積み】
ガーディアンキマイラのおかげでこれまで以上に使いやすくなりました。
初手ハンドにブラマジ、ガールの2枚がきた時やマハード、ガールの2枚がきたなんて時にロッドから秘儀をサーチするとしもべのドローを2枚分増やしつつガーキマ効果で2ドロー1枚破壊なんてことが出来たりします。
バトルフェイズにマスターオブカオスを出してブラマジを蘇生して急に5500打点を生やすのも強いですし、バトルフェイズ中にマスターオブカオスで墓地にいるミラジェイドを蘇生する動きとかアルバスを吊り上げる動きが気持ち良すぎて常に手札に持っておきたい魔法です。
3枚使いたい気持ちはあるけど、なんだかんだで腐ることも多いので2枚の採用。
ごくごく稀に手札にきたアルバスの落胤とブラックマジシャンで融合することがあります。
【コンビネーションの採用】
機能したら流石に強いけどほとんど機能することは無かったカードですね。
烙印融合とソウルズの2枚のおかげで墓地にブラマジorガール、盤面に相方という状況を作りやすくなりました。
勝ちにこだわるなら抜いて適当な誘発でも入れるべきだと思いますが、
使ってみないことには分からないってことでテスト的に一枚入れてみました。
【サウラヴィスの採用】
イリュージョンが手札にあるのに儀式の準備を引くことがよくあります。
ソウルズのコストにするのも良いんですが、今期はルベリオンやアルビオンの効果に無限泡影やヴェーラーを投げられることが多そうだなーと踏んでそれをケア出来て儀式の準備でサーチも出来るサウラヴィスを採用してみました。
光属性なので烙印融合でアルビオンを出すのにも使えるのも良いですし、手札にきて腐りかけてもイリュージョンで戻せたり秘儀で融合するドラゴン族としても使えるので意外と役に立ってくれます。
【誘発枠】
うらら3枚
無限泡影2枚
の最低限の採用です。
ブラマジはイリュージョンが出たおかげでかなり安定するようにはなりましたが、
いまだに場にモンスターが二体並ばないとかロッド、魔導陣、永遠の魂が揃ってるのにブラマジにアクセス出来なくて何も妨害が無いなんてことになりがちです。
誘発ばっかり手札にきて何もブラマジの動きが出来ないということもあるので、誘発は入れても入れすぎないくらいがちょうど良いくらいに感じます。
引きが強い人なら誘発を増やしてもいいし、Pokoのような初手にマハードがきがちな人は誘発を積み過ぎない方がいいかもしれません。
【基本的な動きについて】
ブラマジの展開に決まった動きはありませんが、
ロッドとソウルズを出して手札や場にブラマジ関連魔法を増やして、墓地にブラマジやガール、マハードを叩きこんでいくのが基本的な動きになります。
黒の魔導陣と永遠の魂を揃えるというのがこれまでの基本的な動きでしたが、
陣とえいたまのセットを諦めて違う展開をするのも大切です。
手札によってはロッドで魔導陣をサーチするよりも秘儀をサーチするシーンがこれまで以上に増えた印象です。
ブラマジの場合はロッドのサーチ効果にうららを投げられることが多いので、
烙印融合にうららを投げられにくいというメリットがあります。
相手が烙印融合を警戒してロッドにうららを投げなければそれはそれでラッキーです。
注意しなくてはいけないのは烙印融合を使うターンには融合以外を出すことが出来ないので、手癖でロッドをアルテミスに変換しないように注意が必要です。
【初手5枚からどう動くか】
試しに5枚引いてみてどう動けばいいかを考えてみるというのをやってみます。
・1回目
これは誘発を引きまくって動きづらくなるよくあるパターンですね。
ブラマジは一枚で機能しないカードが多いので誘発を引きすぎるとマジで動けないです。
この手札の場合、ロッド効果を墓穴でケア出来るのは良いんですが、
ロッド効果で何を持ってくるかというところです。
選択肢としては、
・魔導陣
・秘儀
・サルベーション
魔導陣でサルベーションor永遠の魂or秘儀を引けたら一番良い展開になります。
魔導陣でその辺を当てる自信が無ければおとなしく秘儀をサーチしておきましょう。
自分のターンのうちにロッドとブラマジを融合してマジシャンズを立てておく
または、秘儀をセットして相手の展開に合わせて場のロッド、手札のブラマジとうららでガーディアンキマイラを出すかどうかって感じでしょうか。
Pokoの場合は魔導陣で秘儀とかえいたまを当てる自信がないのでおとなしく秘儀をサーチして相手ターンにガーキマを出すと思います。
・2回目
マハード、アルバスという引きたくないカードが2枚も手札にきていますね。
ブラマジにはよくあることです。
でも儀式の準備とソウルズがきてくれているので問題なく動くことが出来ます。
儀式の準備でイリュージョンをサーチ、
イリュージョン効果でロッドを手札に加えつつマハードをデッキトップに戻します。
ロッド召喚効果で魔導陣or魂のしもべor秘儀をサーチ
ここからの展開としてはソウルズ効果でブラマジを盤面に置いておいてサーチした秘儀を使って何かしらを出す
ソウルズ効果で墓地にブラマジを叩き込んでおいてロッドとソウルズでアナコンダからミラジェイドを出す
色んな選択肢があるので好きな展開をしましょう。
ブラマジの場合は儀式の準備やイリュージョンにうららを投げられることが少ないので、場にロッドとソウルズorブラマジを並べるところまではいきやすいと思います。
もし儀式の準備やイリュージョンにうららを投げられたらアルバスとソウルズでアナコンダミラジェイドしましょう。
・3回目
アルバスが手札にきてしまっていますが、普通に動くことが出来ます。
手札を一枚デッキに戻せるイリュージョンオブカオスってカード最高過ぎる。
この手札の場合、儀式の準備にうららを投げられるとイリュージョンからソウルズサーチまでいけなくて、墓地にブラマジを送ったり盤面にモンスターを二体並べられないという致命的な事になる可能性があります。
なのでロッドにうららを投げられるつもりでロッド召喚から入るのが良さそうです。
展開を相手に邪魔されなかった場合の最終盤面はこうなります。
盤面にミラジェイド、魔導陣、永遠の魂、墓地にブラマジという烙印型ブラマジのかなり理想的な展開までいけました。
この場合は、
・ミラジェイドの対象を取らないモンスター除外
・永遠の魂でブラマジ蘇生で魔導陣誘発の対象を取った何でも除外
・ブラマジを場に出したあとに秘儀効果でガーディアンキマイラorマジシャンズorマスターオブカオスss
ミラジェイドの除外、魔導陣の除外を使ったあとにガーディアンキマイラで2枚破壊1ドローは流石に強そうです。
効果を使ったミラジェイドが処理されて墓地にいった後にマスターオブカオスを出してミラジェイドを吊り上げるとまたミラジェイドの効果を使えるというのも覚えておいた方がいいポイントです。
返しのターンまでに秘儀が温存出来れば永遠の魂でブラマジ蘇生して殴った後に秘儀でマスターオブカオスを蘇生、マスター効果でミラジェイド蘇生で8500ダメージが出せたりします。
【まとめ】
個人的に今のブラマジの楽しさはバトルフェイズにあると思っています。
ブラマジで殴った後に秘儀で融合、マスターオブカオス効果で吊り上げて殴る流れは何回やっても気持ちがいいものです。
見習い魔導師で突然2000打点増えるのも楽しいですね。
見えないところからいきなり打点が一気に増えたり盤面が増えて相手の意表を突ける感じがこのデッキを使う醍醐味だと思います。
これまでブラマジはアナコンダでドラグーンを出したり、デスフェニを出したりしてきて、今回はミラジェイドを出すことになりました。
烙印融合でブラマジやガールを墓地に落としやすくなったりミラジェイドの効果を使って返しのターンの烙印融合から安定してキルが取れるようになったりと今までで一番攻撃的で安定感のある構築になったと感じます。
使えば使うほど面白くなってくるテーマだと思うので、
よかったらブラック・マジシャンデッキ使ってみてくださいね。
使用しているブラマジの構築は遊戯王の軌跡の管理人であるきゃすとさんと一緒に考えています。
遊戯王の軌跡の方でも細かいところの構築は違いますが、烙印型ブラマジを紹介しているので、是非そちらも見ていってください。↓
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ではでは
ありがとうございました。
Poko